村松です。

先日、法政大学校友会がハイマートにて行われました。

小林さんはじめ幹事の皆さんありがとうございました。

コロナ禍の為に４年ぶりでした。

私は家庭と、頭の事情で、勉強してはいけない

高田農業高校農業科から

通信教育部の商業学科の卒業です。

毎年一万人が入学して、卒業するのは

５百人前後でした。それでもスクーリングが

充実した法政は他大学の倍近い卒業・確率でした。

４月から9月までは、頸城で3町歩の田んぼ

10月から3月迄は、昼間は原宿フランセで

季節工として洋菓子つくりの下働きをして

夜は２部の講義に、市ヶ谷キャンパスに通学しました。

無垢な百姓の倅が、太宰イズムにかかり

三島由紀夫に憧れ、全共闘・中核派に染まり

農業問題研究会・三里塚闘争に参加し

初恋に敗れ涙し、波瀾万丈・人生の始まりです。

三島由紀夫の切腹は外堀の向かいで有り

朝日新聞の夕刊の首の写真と相まって

ショックで２日間・寮で寝込んでしまいました。

美味しい食事つきのフランセ沼袋寮では

いつも勉強していて、寝ているのを見たことない。

いわゆる苦学生と言われましたが、

苦と思ったことなく、楽しい、楽しい青春でした。

後年、自分の子供３人をを東京の私学へ上げて

ああ、あれは苦学生だったと初めて思いました。

好き勝手なことをやって、両親や家族に

申し訳ないと、思っていました。学問は悪

百姓は勉強してはいけない時代でした。