無意識のバイアス
片山です。
昨日、上越南防火管理者協会等の防火セミナーに参加させて頂きました。
講演の演題は「みんなが働きやすい職場になるために」、
講師は、大阪公立大学 ダイバーシティ研究環境研究所 客員准教授の巽真理子先生でした。
はじめに先生の聞きやすい声や頭に残る話し方に、引き込まれました。
職場も地域も、すでに多様(ダイバーシティ)が当たり前で、
現代日本の現状から、ダイバーシティの必要性を改めて学びました。
また、それを阻むものとして「アンコンシャス・バイアス」というものを教わりました。
誰もが潜在的に持っているバイアス(偏見)のことで、育つ環境や所属する集団の中で
知らず知らずのうちに身につけている、既成概念や固定概念とのことだそうです。
私の時代の入社時は「黄色と黒は勇気の印。24時間働けますか。」の歌のとおり
頑張れば、将来は、良い安定した生活ができる、とあまり疑問に思うことはありませんでした。
今の時代はワークとライフのバランスが重要視されます。この世代ギャップを認めなければなりません。
私の時代の学校では、男は家庭科は授業で習いませんでした。
今の若い子は普通にジェンダーを習っています。このギャップも認めなければなりません。
後出しじゃんけんのコーナーでは、勝つじゃんけんをすることより
負けるじゃんけんをすることが難しかったです。
これは勝つのが当たり前という既成概念があるからだそうです。
普段あまり意識してなかったことで、色々と勉強になる貴重な機会を頂きました。
職場に同じ人はいない、そのお互いの違い(多様性)を尊重していくことが
よい職場づくり、また家庭づくりの大事な出発点なんだなと感じました。
実践していきたいと思います。
(№328)